目の前に「何か」が現れた。
「なんだこれ!」心の中で叫んだ。
あっという間に消えた。
今のはいったい・・
ボールだ!
ボールが目の前に現れたのだ。
野球ボールよりも少し大きかったかと思う程の大きさ。
バットでボールを打つような音が聞こえた。
誰かが走る靴の音が聞こえる。靴とアスファルトの地面がこすれる音。
目には見えないがそれが誰かは大体わかっている。
隣の家に住む子供だろう。
子供の姿が見えた。走っている。
キーボードを手で指で打つ。涙が出てきた。
なぜかはわからない。
一つだけわかっていることがある。
私は今生きているということ。
そう、私たちは生きているのだ!